GPT-6 Astraとは|GPT-5.6との違い・料金・使い分けを解説

GPT-6 Astraとは|GPT-5.6との違い・料金・使い分けを解説
📅 公開日: 2026年9月14日🔄 最終更新: 2026年10月13日

GPT-6 Astraとは、OpenAIが公式ページで最も能力の高いモデルとして案内している、複雑な作業向けの旗艦モデルです。結論から言うと、コード・アプリ・リサーチにまたがる難しい作業をやり切りたいならGPT-6 Astra、Astraに近い性能をより低いコストで使いたいならGPT-6.1 Sol、要約や抽出のように焦点の定まった大量処理ならGPT-6 Lunaが、公式の選び方の指針です。GPT-5.6 Sol・Terra・Lunaは、この指針と並んで引き続き利用できるモデルとして案内されています。

ただし、どれを選ぶかを決めるには、役割の違いだけでなく料金の読み方を押さえる必要があります。APIの料金は100万トークンあたりの米ドル、ChatGPT WorkとCodexの追加利用はクレジット、プランそのものは月額と、単位がまったく別だからです。本記事はOpenAIのAPIモデル一覧、ChatGPT WorkとCodexのモデル案内、同じくChatGPT Work・Codexの料金ページ(いずれも2026年10月13日取得)に書かれている内容だけを根拠に、GPT-5.6との違い・料金・使い分けを整理します。

ChatGPT全体のモデル構成から確認したい場合は、先にChatGPTのモデルの違いと使い分けをまとめた記事を読んでおくと、本記事の比較がつかみやすくなります。

目次

GPT-6 Astraとは|公式が示す位置づけ

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GPT-6 Astraは、OpenAI公式ページで複雑な作業のための最も能力の高いモデルとして案内されているモデルで、モデルIDはgpt-6-astraです。API側の案内では、どこから始めるか迷ったときの既定の選択肢にも挙げられています。

公式の説明は、見る場所によって言葉の重心が少し違います。ChatGPT WorkとCodexのモデル案内では、コード・アプリ・リサーチにまたがる複雑な作業のための最も能力の高いモデルで、高度な推論、コンピューター操作、より強い判断力を組み合わせたモデルと説明されています。一方、APIのモデル一覧では、複雑な推論とコーディング向けの旗艦モデルとして、どこから始めるか迷うならこのモデルを使う、という趣旨で案内されています。どちらも同じモデルを指しており、矛盾ではなく、ChatGPTの作業画面向けの説明とAPI開発者向けの説明の違いです。

ここで最初に確認したいのは、自分の仕事が「最も難しい作業」に当たるかどうかです。ChatGPT WorkとCodexのモデル案内では、Astraは最後まで一貫した推論と判断が要る、複数の工程にまたがる仕事向けと説明されています。材料となる資料・テンプレート・制約・確認条件を渡すほど使いやすい、という趣旨も書かれています。逆に、やるべきことが明確で繰り返しの多い仕事は、後述のGPT-6.1 SolやGPT-6 Lunaが公式の第一候補です。

なお、GPT-5.6という名前は、2026年10月13日に取得したAPIモデル一覧の主要カードには並んでいませんが、5.6系のモデルIDの使い分けはOpenAIのGPT-5.6ガイドにまとまっています。次の節から、GPT-6世代と5.6系の違いを一つずつ見ていきます。

GPT-6 AstraとGPT-5.6の違い|7モデルの役割を比べる

GPT-6 Astraは最も能力の高い複雑作業向けの旗艦、GPT-6.1 SolはAstraに近い性能をより低いコストで使うモデル、GPT-6 Lunaは大量処理向けの効率重視モデルです。GPT-5.6はSol・Terra・Lunaの3つに分かれ、GPT-5.5は前世代の旗艦という扱いです。

次の表は、公式ページに書かれた各モデルの役割説明を日本語に要約したものです。GPT-6世代の3モデルはChatGPT WorkとCodexのモデル案内、GPT-5.6の3モデルはOpenAIのGPT-5.6ガイド、GPT-5.5は前者のモデル案内の記載に基づきます(いずれも2026年10月13日取得)。

モデル名 モデルID 公式の役割説明(要約)
GPT-6 Astra gpt-6-astra コード・アプリ・リサーチにまたがる複雑な作業のための最も能力の高いモデル。高度な推論、コンピューター操作、強い判断力を組み合わせる
GPT-6.1 Sol gpt-6.1-sol Astraに近い性能を、Astraより低いコストで使えるモデル。コード・アプリ・文書にまたがる、繰り返しの長時間作業で検討する
GPT-6 Luna gpt-6-luna 要約・抽出・絞ったコーディングなど、焦点が定まった大量処理のための最も効率的なモデル
GPT-5.6 Sol gpt-5.6-sol(エイリアスgpt-5.6の指す先) GPT-5.6系の中で旗艦の能力を担うモデル
GPT-5.6 Terra gpt-5.6-terra 知能とコストのバランスを取る位置づけのモデル
GPT-5.6 Luna gpt-5.6-luna 効率を重視した大量処理向けのモデル
GPT-5.5 gpt-5.5 前世代の旗艦モデル。ChatGPT・ChatGPT Work・Codexでは2026年10月14日に終了すると案内され、APIでは引き続き利用できる

表から読み取れる違いは3点です。第一に、旗艦の座は世代をまたいで入れ替わっていて、GPT-5.6 Solの「旗艦の能力」という説明に対し、GPT-6世代ではAstraが最も能力の高いモデル、6.1 Solがそれに近い性能の低コスト版という二段構えになっています。第二に、知能とコストのバランスを取るモデルは、GPT-5.6世代ではTerra、GPT-6世代ではAPIモデル一覧でGPT-6.1 Solとして案内されています。第三に、GPT-5.5の終了時期はChatGPT・Work・Codexで決まっているものの、APIには適用されないという切り分けです。

過去世代のモデル構成は、GPT-5.5の提供終了と後継モデルを比較した記事で扱っています。GPT-5.5を使い続けている人は、後半の移行の節も合わせて確認してください。

GPT-6 Astraの料金|APIの単価を3モデルで比べる

APIでの料金は、GPT-6 Astraが入力100万トークンあたり$10・出力$50、GPT-6.1 Solが$2・$10、GPT-6 Lunaが$0.1・$0.5です。入力・出力ともAstraはSolの5倍、Lunaの100倍の単価です。

次の表は、OpenAIのAPIモデル一覧(2026年10月13日取得)の各モデルカードに表示されている単価です。単位はいずれも100万トークンあたりの米ドルです。

モデル名 モデルID 入力単価(100万トークンあたり) 出力単価(100万トークンあたり)
GPT-6 Astra gpt-6-astra $10 $50
GPT-6.1 Sol gpt-6.1-sol $2 $10
GPT-6 Luna gpt-6-luna $0.1 $0.5

単価の差を倍率で見ると、入力はAstraが$10に対してSolが$2なので5倍、Lunaが$0.1なので100倍です。出力も$50に対して$10と$0.5なので、同じく5倍と100倍になります。つまり、Astraは最も要求の高い作業向けのモデルで、出力が長い仕事ほど絶対額の差が大きく開きます(数値の出典: OpenAIのAPIモデル一覧)。

GPT-5.6 Sol・Terra・LunaのAPI単価は、本記事では掲載しません。理由は、2026年10月13日に取得したAPIモデル一覧の主要カードにGPT-5.6系の単価が表示されておらず、確認できた数値だけを書く方針だからです。5.6系を引き続きAPIで使っている場合は、OpenAIのGPT-5.6ガイドと公式の料金ページで、現在の単価を直接確認してください。

ChatGPT WorkとCodexの料金|クレジットとプランの月額

ChatGPT WorkとCodexは同じ利用枠とクレジットを共有し、追加利用の料金は100万トークンあたりのクレジット数で示されます。クレジットはAPIの米ドル単価とは別の単位なので、2つを混ぜて比較してはいけません。

ChatGPT Work・Codexの料金ページ(2026年10月13日取得)には、ChatGPT WorkとCodexは同じ料金体系・クレジット・利用上限を共有すること、API料金はサブスクリプションの利用量の見積もりに使わないことが書かれています。そのうえで、標準速度での100万トークンあたりのクレジットが、次のように示されています。

モデル名 入力トークン キャッシュ入力トークン 出力トークン
GPT-6 Astra 250クレジット 25クレジット 1,250クレジット
GPT-6.1 Sol 50クレジット 2.5クレジット 250クレジット
GPT-6 Luna 2.5クレジット 0.25クレジット 12.5クレジット
GPT-5.6 Sol 100クレジット 10クレジット 500クレジット
GPT-5.6 Terra 50クレジット 5クレジット 300クレジット
GPT-5.6 Luna 5クレジット 0.5クレジット 30クレジット
GPT-5.5 125クレジット 12.5クレジット 750クレジット

表の読み方のポイントは2つあります。1つ目は、7モデルの中でAstraの入力・出力ともに最も大きい数字になっていることです。AstraはGPT-6.1 Solの5倍、GPT-6 Lunaの100倍で、APIの単価比と同じ比率になっています。2つ目は、同じ「Sol」でも世代で数字が違うことです。GPT-5.6 Solの入力は100クレジット、GPT-6.1 Solは50クレジットで、料金ページにはGPT-5.6 Sol・Terra・Lunaの料金は変わらないという趣旨の注記もあります(出典: ChatGPT Work・Codexの料金ページ)。クレジットの価格や割引はプランや契約によって異なると同ページに書かれているため、ここでは円換算やドル換算はしません。

プランそのものの月額は、同じ料金ページに次のように表示されています。

プラン 公式ページの料金表示
Free 月額$0
Go 月額$8
Plus 月額$20
Pro 月額$100から
Business 2名以上で年払いの場合は1ユーザーあたり月額$20、月払いの場合は1ユーザーあたり月額$25
Enterprise/Edu 要問い合わせ(公式は営業窓口への相談を案内)

この月額は、ChatGPT WorkとCodexを含むChatGPT各プランの表示で、プランごとに使えるモデルや利用上限が異なります(出典: ChatGPT Work・Codexの料金ページ)。ChatGPTのプラン全体の違いは、ChatGPTのプラン料金の違いを整理した記事もあわせて確認してください。

用途別の使い分け|Astra・6.1 Sol・Luna・5.6系の選び方

使い分けは、最も難しい作業にはGPT-6 Astra、コストを抑えつつ複雑な作業を続けたいならGPT-6.1 Sol、明確で繰り返しの多い作業にはGPT-6 Luna、というのが公式の指針です。GPT-5.6系は、すでに5.6を使っている工程の継続先として判断します。

公式の選び方の指針を、料金の情報と組み合わせると、用途別の第一候補は次の表のように整理できます。役割の説明はChatGPT WorkとCodexのモデル案内、API側の位置づけはOpenAIのAPIモデル一覧に基づきます。

用途・状況 第一候補 理由(公式記載に基づく) 確認したい点
複数の工程と道具にまたがる、最も難しいコード・アプリ・リサーチ作業 GPT-6 Astra 最も能力が高く、最後まで目的と制約を保って推論する作業向けと案内されている 単価が最も高いので、本当に最上位が必要な工程に絞れているか
繰り返しの長時間作業で、品質とコストを両立したい GPT-6.1 Sol Astraに近い性能を低いコストで使えると案内されている Astraとの差が自分の要件に影響するか、実際の入力で比べたか
要約・抽出・分類・変換のように、良い結果の形が決まっている大量処理 GPT-6 Luna 焦点の定まった大量処理に最も効率的と案内されている reasoningの設定を調整して品質が足りるか
すでにGPT-5.6 Solで動いている旗艦用途 当面はGPT-5.6 Sol、その後に6.1 Solを比較 5.6系は引き続き利用できると案内されている モデルIDの切り替えで挙動が変わらないか
知能とコストのバランスでGPT-5.6 Terraを使っている工程 当面はGPT-5.6 Terra、移行時にGPT-6.1 Solを比較 6.1 Solが知能とコストのバランスを取るモデルとして案内されている 入力・出力のトークン量を分けた月額の試算
GPT-5.5をChatGPT・Work・Codexで使っている 公式が指定する代替モデル 2026年10月14日の終了が案内されている 設定・自動化・スクリプトに残るモデル指定

この表の考え方は、「最も難しい作業にだけ最上位を使い、残りは低コストのモデルに任せる」配分です。公式のモデル案内でも、Astraは最も要求の高い作業のために取っておき、費用が気になる繰り返し作業にはGPT-6.1 Solを検討する、という趣旨で書かれています。安いモデルで何度もやり直すより、難しい工程だけAstraで一度で通す方が合計が下がる場合もあるため、単価だけで判断しないのが実務のコツです。

Codexで実際にコーディング作業を進める流れは、OpenAI Codexの使い方をまとめた記事が参考になります。仕事全体にChatGPTを組み込む考え方は、ChatGPTを仕事で活用して業務効率化する方法の記事で扱っています。

仕様の違い|コンテキスト・最大出力・カットオフ・reasoning

APIモデル一覧では、GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol・GPT-6 Lunaのコンテキストウィンドウは1.05M、最大出力は128Kトークンで共通です。違いが出るのはナレッジカットオフとreasoningの選択肢で、Lunaだけnoneが選べます。

次の表は、OpenAIのAPIモデル一覧(2026年10月13日取得)の各モデルカードから、仕様の項目を並べたものです。

モデル名 コンテキストウィンドウ 最大出力 ナレッジカットオフ reasoningの選択肢
GPT-6 Astra 1.05M 128Kトークン 2026年4月30日 low・medium・high・xhigh・max
GPT-6.1 Sol 1.05M 128Kトークン 2026年4月30日 low・medium・high・xhigh・max
GPT-6 Luna 1.05M 128Kトークン 2026年5月18日 none・low・medium・high・xhigh・max

この表から言えるのは、扱える入力量・出力量の上限は3モデルで同じなので、コンテキストの大きさはAstraを選ぶ理由にならない、ということです。3モデルとも、使える道具としてFunctions・Web search・File search・Computer useが同じ並びで表示されています。決め手になるのは、料金、処理の難しさ、そしてreasoningの扱いです。

reasoningの扱いについては、ChatGPT WorkとCodexのモデル案内に、Astraは軽い設定から始める、Lunaは高い設定から始める、という趣旨の目安が書かれています。設定ファイル上では、Astraの軽い設定がlowにあたります。reasoningを上げると複雑な作業の結果が良くなる場合がある一方で、時間とトークンが増えると同ページで説明されています。さらに、Lunaはmaxまで対応しますが、複数のサブエージェントで作業を分担させるUltraには対応しないと書かれています。

実務上は、既存のコードでreasoningにnoneを指定している箇所がないかを、移行前に洗い出しておくと安全です。APIモデル一覧でnoneが並んでいるのはLunaだけなので、Astraや6.1 Solへモデルを切り替えるときは、lowなど一覧に載っている段階に置き換えて動作を確かめます。パラメータの細かい仕様は、公式のAPIドキュメントで確認してください。

コストの試算方法|入力と出力を分けて計算する

モデル別のコストは、月間の入力トークン数に入力単価を、出力トークン数に出力単価を掛けて合計して試算します。出力単価の方が高いため、入力と出力を分けて計算しないと誤差が大きくなります。

手順は、まず現在のダッシュボードやログから直近の月間の入力トークン数と出力トークン数を別々に集計し、次に100万トークン単位に換算し、公式単価を掛けて入力コストと出力コストを別々に求め、最後に候補のモデルごとに合計して並べる、という順序です。入力と出力を合算した総トークン数で概算すると、出力が多い仕事ほど実際との差が大きくなります。

例として、月間の入力が5,000万トークン(50M)、出力が1,000万トークン(10M)という仮のワークロードを考えます。数字はあくまで計算の一例で、キャッシュ入力・BatchやFlex・Fast mode、27.2万トークンを超える長いプロンプトの割増料金は含めていない単純な試算です。OpenAIのAPIモデル一覧の単価(2026年10月13日取得)をそのまま掛けると、GPT-6 Astraは入力50×$10=$500、出力10×$50=$500で合計$1,000になります。GPT-6.1 Solは入力50×$2=$100、出力10×$10=$100で合計$200です。GPT-6 Lunaは入力50×$0.1=$5、出力10×$0.5=$5で合計$10です。同じ利用量でもAstraはSolの5倍、Lunaの100倍の合計額になり、工程ごとにモデルを分ける判断材料になります。

この計算はAPIの従量課金の場合です。ChatGPTのプランでWorkやCodexを使う場合は、プランに含まれる利用枠の範囲内かどうか、枠を超えたときにクレジットをどう使うかを考えることになり、APIの米ドル単価を当てはめて含まれる作業量を見積もってはいけない、と料金ページに書かれています。どちらの方式で使うのかを先に決めてから、試算に進んでください。

試算のあとに見るべきは、品質の差です。同じ入力を2つ以上のモデルに通し、出力を担当者が比べて、差が出る工程だけを上位モデルへ、差が出ない工程は低コストのモデルに残します。この「比べてから配分する」順序が、単価の高いモデルを使いすぎないための基本です。

GPT-5.5の終了とGPT-6世代への移行

公式は、GPT-5.5を2026年10月14日にChatGPT・ChatGPT Work・Codexのすべてのプランから終了すると案内しています。APIは対象外なので、利用先ごとに影響が違います。

ChatGPT WorkとCodexのモデル案内(2026年10月13日取得)には、GPT-5.5の終了について、個人向け・Business・Enterprise・Eduのすべてのプランが対象であり、OpenAI APIは対象外であることが書かれています。ChatGPTのサインインでCodexを使っている場合は、終了日までに利用できる代替モデルを選ぶよう案内されています。具体的な代替先はプランによって違い、Free・Goではデスクトップアプリで利用できる場合のGPT-6 Lunaが挙げられています。Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduの代替先は、同ページの案内に従って確認してください。

同ページの案内に沿って、見直しが必要な箇所を洗い出す観点を並べると次のとおりです。

  • ワークスペースの既定モデルや、保存済みのモデル設定にgpt-5.5が残っていないか。
  • 管理者が配布している設定、カスタムエージェント、スケジュール実行のタスクにgpt-5.5の指定がないか。
  • モデルを指定しているスクリプトやコマンドにgpt-5.5が含まれていないか。
  • Enterprise・Eduの場合は、代替モデルが管理者によって有効化されているか。公式ページには、GPT-6.1 Solは管理者が有効にするまでオフと書かれています。
  • APIでgpt-5.5を使っている場合は、今回の終了の対象ではないことを確認したうえで、別の理由で切り替えるのかどうかを決めているか。

移行の進め方は、一度にすべてを切り替えず、代表的な入力を選んで現行モデルと切り替え先に同じ条件で通し、品質とコストの両方を比べてから範囲を広げる順序が確実です。モデルを選んでも、ワークスペースの権限やアクセス範囲は変わらないと公式ページにも書かれているので、モデルを切り替える前に自分のプランと管理者の設定を確かめてください。

ChatGPTでの提供状況|Chat・Work・Codex・APIで違う

GPT-6.1 SolとGPT-6 Lunaは、ChatGPTではWorkとCodexで使え、Chatでは使えないと公式に書かれています。提供の可否はモデル、プラン、クライアント、ロールアウトの状況で変わります。

「GPT-6 Astraとは」と検索する読者の多くは、自分のChatGPTで使えるのかを知りたいはずです。ChatGPT WorkとCodexのモデル案内(2026年10月13日取得)では、GPT-6.1 SolとGPT-6 Lunaを含むモデルは、ChatGPTのWorkとCodexで使え、Chatでは使えないと説明されています。さらに、利用できるかどうかは、ロールアウトの状況、サインインの方法、使うクライアントによって決まり、モデルを選んでもワークスペースの権限やアクセスは変わらない、とも書かれています。

プランごとの目安として、同じページには次の記載があります。GPT-6.1 Solの最初の提供対象には、Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduが含まれ、Codexはデスクトップアプリとコマンドライン、ChatGPT Workはウェブとモバイルで使えます。Free・Goは提供開始時の対象に含まれていません。Free・GoではGPT-6 Lunaを、デスクトップアプリで標準速度のまま利用できる場合がある、と料金ページに書かれています(ロールアウトにより異なります)。

GPT-6 Astra自体の表示は、モデル案内のカードで、ChatGPTデスクトップアプリ・ChatGPTウェブ・Codex CLI・Codex IDE拡張・ChatGPTクレジット・APIが利用できる項目として並んでいます。ただし、プランごとに使えるAstraの設定や利用上限は異なるとされ、料金ページのPlusのカードにはGPT-6.1 SolとGPT-6 Lunaが挙げられています。そのため、自分のプランでAstraが使えるかどうかは、アプリのモデル選択画面で直接確認するのが確実です。

ここで注意したいのは、このページがChatGPTのWorkとCodexについての案内であり、通常のチャットでの提供状況の根拠にはならない点です。通常のChatのモデル構成はChatGPTのモデルの違いと使い分けをまとめた記事で、公式ページを確認しながら読み進めてください。

専門特化モデルとの使い分け|Cyber・Rosalind・Image・Realtime

GPT-6 Astraは汎用の旗艦であり、認可された脆弱性調査、生命科学、画像生成、音声処理のような用途には、APIモデル一覧の別枠に専門特化モデルが用意されています。用途が当てはまるなら、特化モデルを第一候補にします。

OpenAIのAPIモデル一覧(2026年10月13日取得)には、汎用モデルとは別に、特定の用途に絞ったモデル群が並んでいます。主なものを次の表に整理します。

分野 公式一覧に載っているモデル 公式の説明(要約) Astraとの使い分け
サイバーセキュリティ GPT-5.6 Cyber 認可された脆弱性調査とセキュリティテストのための、最も高度なサイバーセキュリティモデル 認可済みの脆弱性調査という用途に限りCyber系を選ぶ
生命科学 GPT-Rosalind 承認された組織向けの生命科学の推論 承認組織の研究用途だけ。一般用途はAstraや6.1 Sol
画像の生成・編集 GPT-Image-2.5 Sunburst/GPT-Image-2.5 Flare Sunburstは画像生成・編集で最も能力が高く、Flareは高速で高品質な日常的な画像生成向け 画像を作る・編集するならImage系。画像を読み取る用途は、各モデルの画像入力で対応
リアルタイム音声 GPT-Live 1/GPT-Realtime-2.1/GPT-Realtime-Translate 自然な音声会話、道具を使える推論モデル、音声から音声へのストリーミング翻訳など 音声の入出力をリアルタイムに扱うならRealtime系。テキスト中心ならAstraなど
文字起こし GPT-Transcribe/GPT-Live-Transcribe ファイルやリアルタイム入力の高精度な音声文字起こし 書き起こしは専用モデル。書き起こし後の分析をAstraなどに任せる

使い分けの原則は単純で、入力か出力の形式が音声や画像そのものである場合と、用途が認可や承認を前提にした専門領域である場合は特化モデル、それ以外は汎用モデルです。GPT-5.6 CyberはAstraの旧世代や下位互換ではなく、認可された脆弱性調査のための限定用途のモデルである点を取り違えないようにしてください。また、同じ一覧のGPT-Realtime Miniには非推奨の表示があるため、リアルタイム系を新しく組み込むときは、非推奨表示のないモデルを選びます。

GPT-6 Astraを選ぶ前のチェックリスト

切り替えの判断は、作業の難しさ、料金、利用先、reasoningの設定、既存設定の4点を順に確認すると整理できます。1つでも未確認があれば、そこを先に確かめてから切り替えます。

  • 自分の仕事のうち、公式の言う最も難しい作業に当たる工程を切り出せているか。当たらない工程までAstraに寄せていないか。
  • APIで使うのか、ChatGPTのWork・Codexで使うのかを決めたか。APIは米ドルの従量課金、WorkとCodexはプランの利用枠とクレジットで、単位が違う。
  • API利用なら、入力と出力のトークン数を分けて、Astra・6.1 Sol・Lunaの公式単価で月額を試算したか。
  • 入力が最大922,000トークン、出力が最大128,000トークンという上限(コンテキストウィンドウは1.05M)を超える処理がないか。超える場合は、モデルに関係なく分割して処理する設計になっているか。
  • reasoningの指定箇所を洗い出し、noneを使っている工程を、一覧に載っている段階へ置き換えて確かめたか。
  • ChatGPTで使う場合は、自分のプラン、クライアント、管理者の設定でそのモデルが選べるか。EnterpriseやEduでは、管理者が有効にしているか。
  • gpt-5.5を指定している設定やスクリプトが残っていないか。ChatGPT・Work・Codexでの終了は2026年10月14日と案内されている。
  • 音声・画像・認可が必要な専門領域の処理を、汎用モデルではなく特化モデルへ振り分けているか。

各項目の根拠は、OpenAIのAPIモデル一覧、ChatGPT WorkとCodexのモデル案内、料金ページに書かれた数値と文言です。公式ページは更新されるため、実際に切り替える前に、最新の記載を公式で確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. GPT-6 Astraはどんなときに使えばいいですか
公式の案内では、コード・アプリ・リサーチにまたがる、最も難しい複雑な作業のためのモデルです。APIの案内でも、どこから始めるか迷う場合の既定の選択肢として挙げられています。やるべきことが明確で繰り返しの多い作業は、GPT-6.1 SolやGPT-6 Lunaを検討します(出典: ChatGPT WorkとCodexのモデル案内、OpenAIのAPIモデル一覧)。
Q2. GPT-6 AstraとGPT-5.6の違いは何ですか
GPT-6 Astraは最も能力の高い複雑作業向けのモデルで、GPT-5.6はSol・Terra・Lunaの3つからなる別の系統です。5.6 Solは旗艦の能力、5.6 Terraは知能とコストのバランス、5.6 Lunaは効率重視の大量処理向けと案内されています。ChatGPT WorkとCodexのクレジットでは、Astraの入力が250クレジット、GPT-5.6 Solが100クレジットです(出典: OpenAIのGPT-5.6ガイド、料金ページ)。
Q3. GPT-6 AstraのAPI料金はいくらですか
2026年10月13日に取得したAPIモデル一覧では、入力が100万トークンあたり$10、出力が100万トークンあたり$50と表示されています。GPT-6.1 Solは$2と$10、GPT-6 Lunaは$0.1と$0.5です。最新の単価は公式ページで再確認してください(出典: OpenAIのAPIモデル一覧)。
Q4. ChatGPTでGPT-6 Astraは使えますか
公式のモデル案内では、AstraはChatGPTデスクトップアプリ、ChatGPTウェブ、Codex CLI、Codex IDE拡張で利用できる項目として表示されています。ただし提供はロールアウト、プラン、クライアントで変わり、この案内はWorkとCodexについてのものです。通常のチャットでの提供は、このページからは判断できません。自分のモデル選択画面で確認してください(出典: ChatGPT WorkとCodexのモデル案内)。
Q5. GPT-5.5はいつ使えなくなりますか
公式は、GPT-5.5を2026年10月14日にChatGPT・ChatGPT Work・Codexのすべてのプランから終了すると案内しています。OpenAI APIは対象外です。設定やスクリプトにgpt-5.5の指定が残っていないかを確認してください(出典: ChatGPT WorkとCodexのモデル案内)。
Q6. ChatGPT WorkとCodexのクレジットはAPIの料金と同じですか
別物です。クレジットは100万トークンあたりのクレジット数で示され、APIは米ドルの単価で示されます。料金ページには、API料金はサブスクリプションに含まれる作業量の見積もりに使わないよう書かれています。比率としては、AstraがGPT-6.1 Solの5倍という関係が、どちらでも同じに見えます(出典: ChatGPT Work・Codexの料金ページ、OpenAIのAPIモデル一覧)。
Q7. コンテキストウィンドウの大きさでAstraを選ぶ必要はありますか
APIモデル一覧では、GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol・GPT-6 Lunaのコンテキストウィンドウは1.05M、最大出力は128Kトークンで共通です。大きさはAstraを選ぶ理由にならず、決め手は料金、処理の難しさ、reasoningの扱いです(出典: OpenAIのAPIモデル一覧)。

まとめ

GPT-6 Astraとは、OpenAIが公式ページで最も能力の高い複雑作業向けの旗艦として案内しているモデルです。GPT-5.6との違いを公式の記載で整理すると、役割はAstraが最上位、GPT-6.1 Solがそれに近い性能の低コスト版、GPT-6 Lunaが大量処理向けで、5.6系のSol・Terra・Lunaは別系統として引き続き利用できます。料金はAPIで入力$10・出力$50、ChatGPT WorkとCodexのクレジットで入力250クレジット・出力1,250クレジットと、いずれもGPT-6.1 Solの5倍、GPT-6 Lunaの100倍です(出典: OpenAIのAPIモデル一覧、料金ページ)。

判断の順番は、まずAPIで使うのかChatGPTのWork・Codexで使うのかを決め、次に自分の仕事を最も難しい作業、繰り返しの複雑な作業、大量の定型処理に分け、最後にトークン数かプランの利用枠でコストを確かめるという流れです。GPT-5.5を使っている場合は、2026年10月14日の終了に向けて設定の見直しも必要です。公式数値に基づいて配分を決めれば、説明できるモデル選定ができます。

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この記事を書いた人

株式会社S.Line 代表取締役。偏差値39から起業し、AIとSNSの活用で「普通の人」が成果を出す方法を発信。

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