GPT-6 Solとは|仕様・API料金とGPT-5.5からの置き換え手順

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📅 公開日: 2026年10月15日🔄 最終更新: 2026年10月14日

GPT-6 Solは、OpenAIが複雑なコーディングとエージェント型ワークフロー向けに案内しているモデルで、APIのモデルIDは「gpt-6-sol」です。APIのStandard料金は、入力が100万トークンあたり$2、出力が$10です(コンテキスト長が272K以下の場合)。ChatGPTではWorkとCodexで使え、通常のChatでは使えません。

この記事は2026年10月14日に公式ページを開いて確認した内容をもとにしています。同じ日にChatGPT・ChatGPT Work・CodexでGPT-5.5が退役する予定と公式が案内しており、Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduのプランでは、利用できる場合に置き換え先としてGPT-6 Solを選ぶよう示されています(OpenAI「Models」、2026年10月14日取得)。一方で、GPT-6 Solのモデルページには新しいSolモデルとしてGPT-6.1 Solを案内する一文があり、同じModelsページは複雑なコーディングにGPT-6.1 Solを使うよう勧めています。そのため、この記事は仕様と料金だけでなく、GPT-5.5からの置き換えの点検表と、GPT-6.1 Solとの使い分けまで1ページで判断できるようにまとめます。

公式ページの文言は更新されます。料金や提供範囲を使う直前には、GPT-6 SolのモデルページとAPI料金ページの最新表示と見比べてください。

目次

GPT-6 Solとは|公式が示す位置づけ

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GPT-6 Solとは、OpenAIが複雑なコーディングとエージェント型ワークフロー向けに案内している、モデルID「gpt-6-sol」のモデルです。

OpenAIのAPIモデル一覧では、GPT-6 Solの説明は「複雑なコーディングとエージェント型ワークフローを動かすために作られたモデル」という趣旨で書かれています。一覧の中では、GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol・GPT-6 Lunaが「Flagship models」の欄に並び、GPT-6 Solは「More models」の欄にあります(OpenAI「Models」一覧、2026年10月14日取得)。

GPT-6 Solのモデルページには、新しいSolモデルとしてGPT-6.1 Solへの案内が付いています(OpenAI「GPT-6 Sol」、2026年10月14日取得)。同じSolの系列に後継があることを、公式が示している状態です。このモデルページに提供終了の記載は見当たりませんでした。性能を数値で比べた記載は、取得したモデルページには見当たらなかったため、この記事でも優劣を数字で断定しません。

モデルIDと基本仕様を表で確認する

GPT-6 Solの基本仕様は、コンテキストウィンドウ1,050,000トークン、最大入力922,000トークン、最大出力128,000トークンで、入力はテキストと画像、出力はテキストです。

次の表は、OpenAI「GPT-6 Sol」モデルページ(2026年10月14日取得)の「Model details」と、冒頭の説明を整理したものです。

項目 公式ページの記載 読み方のポイント
モデルID gpt-6-sol スナップショットも同名の1種類で、リクエストにはこのIDを使う
入力形式 テキスト、画像 音声や動画を入力するモデルではない
出力形式 テキスト 画像を直接出力するモデルではない
コンテキストウィンドウ 1,050,000トークン 1回のやり取りで同時に扱える量の上限
最大入力トークン 922,000 1回のリクエストで送れる入力の上限
最大出力トークン 128,000 1回の応答で返せる出力の上限
知識カットオフ 2026年4月20日 それ以降の出来事は、検索ツールなどで補う前提で設計する
reasoning.effort none・low・medium(既定)・high・xhigh・max 推論の深さを6段階で選べ、noneも指定できる
推論トークン 対応 推論の深さはreasoning.effortで指定する

API料金の読み方|Standardの入力・キャッシュ・出力

GPT-6 SolのStandard料金は、100万トークンあたり、入力$2、キャッシュ入力$0.2、キャッシュ書き込み$2.5、出力$10です(272K以下の入力、2026年10月14日取得)。

数値はOpenAI「GPT-6 Sol」モデルページとAPI料金ページで一致しています。通貨は米ドルで、単位は100万トークンです。

項目 Standard(短いコンテキスト) 公式が示す関係
入力 $2 基準になる単価
キャッシュ入力 $0.2 通常の入力単価の10%
キャッシュ書き込み $2.5 通常の入力単価の1.25倍
出力 $10 公式表の出力単価(推論の深さによって使うトークン量は変わる)

キャッシュ入力は「同じ前置きを繰り返し送る」使い方で効きます。仕組みと条件はOpenAI APIのプロンプトキャッシュの使い方と料金設計をまとめた記事で扱っています。GPT-6 Solでは、キャッシュ書き込みに通常の入力の1.25倍の単価がかかる点も、設計時に見落とさないでください(OpenAI「GPT-6 Sol」)。

Batch・Flex・Fastと272K超の料金条件

GPT-6 Solの料金は、BatchとFlexがStandardの50%、FastがStandardの2倍で、入力が272Kトークンを超えるリクエストは全体が割増になります。

公式のモデルページは、入力が272Kを超えるプロンプトについて、入力とキャッシュの単価が2倍、出力が1.5倍になり、その倍率がリクエスト全体にかかると説明しています。地域処理(リージョナル)は10%の上乗せが付く場合があります(OpenAI「GPT-6 Sol」、2026年10月14日取得)。次の表は、API料金ページのGPT-6 Solの行を、処理方式別に並べたものです。単位は100万トークンあたりの米ドルです。

処理方式 入力(短い/長い) キャッシュ入力(短い/長い) キャッシュ書き込み(短い/長い) 出力(短い/長い)
Standard $2.00/$4.00 $0.20/$0.40 $2.50/$5.00 $10.00/$15.00
Batch $1.00/$2.00 $0.10/$0.20 $1.25/$2.50 $5.00/$7.50
Flex $1.00/$2.00 $0.10/$0.20 $1.25/$2.50 $5.00/$7.50
Fast $4.00/$8.00 $0.40/$0.80 $5.00/$10.00 $20.00/$30.00

「短い」は入力が272K以下、「長い」は272Kを超える場合です(OpenAI「Pricing」、2026年10月14日取得)。結果をすぐに返さなくてよい大量処理なら、Batchの考え方をOpenAI Batch APIの使い方と料金をまとめた記事で確認できます。

GPT-6.1 Sol・Astra・Luna・GPT-5.5との料金比較

Standardの短いコンテキストでは、GPT-6 SolとGPT-6.1 Solは入力$2・出力$10で同じ単価で、キャッシュ入力だけがGPT-6 Solは$0.2、GPT-6.1 Solは$0.1と異なります。

次の表はOpenAI「Pricing」のStandard・短いコンテキストの行を、GPT-5.5のモデルページ(OpenAI「GPT-5.5」)の記載とあわせて並べたものです(2026年10月14日取得、100万トークンあたりの米ドル)。

モデル 入力 キャッシュ入力 キャッシュ書き込み 出力
gpt-6-astra $10.00 $1.00 $12.50 $50.00
gpt-6.1-sol $2.00 $0.10 $2.50 $10.00
gpt-6-sol $2.00 $0.20 $2.50 $10.00
gpt-6-luna $0.10 $0.01 $0.125 $0.50
gpt-5.5 $5.00 $0.50 料金ページに記載なし $30.00

読み取れるのは、GPT-6 SolがGPT-5.5より入力・出力とも低い単価で提示されていること、この表の範囲では、GPT-6 SolとGPT-6.1 Solの単価差がキャッシュ入力にだけあることです。GPT-6 Lunaは大量処理向けの低単価モデルで、詳しくはGPT-6 Lunaの仕様とAPI料金をまとめた記事にあります。ただし単価が低いことは、同じ品質で動くことを意味しません。モデルを替えるときは、自分の作業で品質を比べる前提で考えてください。

GPT-6 SolとGPT-6.1 Solの違いと使い分け

GPT-6 SolとGPT-6.1 Solの違いは、公式ページで確認できる範囲では、reasoning.effortのnone対応、ツール呼び出しの条件、知識カットオフ、キャッシュ入力の単価、Ultrafastの対応にあります。

次の表は、GPT-6 Solのモデルページ、GPT-6.1 Solのモデルページ、OpenAI「Using GPT-6」(いずれも2026年10月14日取得)を照らし合わせたものです。

比べる点 gpt-6-sol gpt-6.1-sol
公式の位置づけ 複雑なコーディングとエージェント型ワークフロー向け Astraに近い性能を、Astraより低いコストで提供するモデル
reasoning.effort none・low・medium(既定)・high・xhigh・max low・medium(既定)・high・xhigh・max(noneとminimalは非対応)
Chat Completionsでの関数呼び出し reasoning_effortがnoneのときだけ対応 ツール呼び出しはResponses APIが前提で、Chat Completionsはツールなしの利用
知識カットオフ 2026年4月20日 2026年4月30日
コンテキスト・最大入力・最大出力 1,050,000/922,000/128,000 1,050,000/922,000/128,000
Standard入力・出力 $2/$10 $2/$10
Standardキャッシュ入力 $0.2 $0.1
Ultrafastモード GPT-6 Solのモデルページに記載なし モデルページにUltrafastの案内と単価(Standardの6倍)がある

ChatGPTとCodexの側では、公式は複雑なコーディングとエージェント型の作業にはGPT-6.1 Solを、アカウントとクライアントで選べるときに使うよう勧めています(OpenAI「Models」)。GPT-6.1 Solの特徴とAstraとの使い分けはGPT-6.1 Solの特徴とAPI料金をまとめた記事にまとめています。

この比較から、次の判断の目安を編集部で整理しました(公式の推奨ではなく、上の表を当てはめた考え方です)。

状況 向いている選び方 根拠にした公式の記載
reasoning.effortをnoneにして低遅延で呼びたい GPT-6 Sol GPT-6.1 Solはnoneに対応しない
Chat Completionsのまま、noneで関数呼び出しを使っている GPT-6 Solのまま。移すならResponses APIへ Chat Completionsの関数呼び出しはGPT-6 Solでnoneのときだけ
キャッシュ入力が多い常駐処理で、費用を詰めたい GPT-6.1 Solを同じ作業で試す キャッシュ入力の単価がGPT-6.1 Solで低い
ChatGPT・Codexで複雑な開発作業をする GPT-6.1 Solを選べるならそちら、選べないアカウントではGPT-6 Sol 公式はGPT-6.1 Solを推奨し、退役の案内ではGPT-6 Solを置き換え先に挙げている
すでにgpt-6-solで評価を取っている 評価を取り直してから切り替える 推論の段階や挙動は世代ごとに完全には対応しないと公式が説明している

ChatGPTとCodexでGPT-6 Solを使える範囲

ChatGPTでGPT-6 Solを使えるのはWorkとCodexで、通常のChatでは使えません。

公式のモデルページは、ChatGPTではGPT-6.1 Sol・GPT-6 Sol・GPT-6 LunaがWorkとCodexで使えるもので、Chatでは使えないと書いています。さらに、新しいモデルを選んでも、ワークスペースの権限は変わらず、モデルへのアクセスが付くわけでもないとも説明しています(OpenAI「Models」、2026年10月14日取得)。

デスクトップアプリとWeb版のWorkでは、モデルの選択画面にPowerのプリセットが出ます。公式の例示にはGPT-6 Sol LightとGPT-6 Sol Mediumが含まれますが、選べる項目はプラン・クライアント・ワークスペース設定・ロールアウトで変わると注記されています。CLIでは/modelで切り替えるか、起動時の--model(短縮形-m)でモデルを指定します。設定ファイルではmodelの値でも既定を決められます(同ページの手順をGPT-6 Solに当てはめる場合は、値をgpt-6-solにします)。設定ファイルの詳細はCodex CLIのconfig.tomlの優先順位と書き方をまとめた記事が参考になります。

Enterpriseでは別の条件があります。公式のワークスペース向けページは、GPT-6 SolとGPT-6 LunaがEnterpriseワークスペースでは起動時にオフで、管理者が各モデルを有効にしてからメンバーが選べると説明しています(OpenAI「Workspace model availability」、2026年10月14日取得)。個人で設定を直しても、管理者が有効にしていなければ選べない可能性があるため、点検表では管理者の確認を別の行にしてあります。

利用量の目安は、公式の料金ページにあります。PlusとStandard Businessの、ローカルでのメッセージ数の目安は、5時間あたりGPT-6 Solが15〜150、GPT-6.1 Solが15〜160、GPT-6 Lunaが350〜3,000と示されています。固定の上限ではなく、モデルとタスクで変わる推定値です(OpenAI「Pricing」(ChatGPT)、2026年10月14日取得)。プランごとの違いはCodexをプラン別に使える範囲をまとめた記事とChatGPT GoとPlusの違いをまとめた記事で確認できます。

GPT-5.5の退役予定日|何が変わり何が変わらないか

GPT-5.5の退役とは、公式が2026年10月14日にChatGPT・ChatGPT Work・Codexのすべてのプランから退役する予定だと案内している変更で、OpenAI APIには適用されません。

公式の「Models」ページには、退役の予定、置き換え先、置き換える場所の3点が書かれています(OpenAI「Models」、2026年10月14日取得)。この記事の取得時点では、英語の原文は will retire(退役する予定)という表現で、終了の正確な時刻と、完了したかどうかは書かれていません。日本の個人プランでどのモデルが表示されるかも、公式の案内には when available(利用できる場合)とあるだけです。そのため、この記事も完了した事実としては書きません。

項目 公式の案内 この記事での読み方
対象のサービス ChatGPT、ChatGPT Work、Codex(個人向け、Business、Enterprise、Eduを含むすべてのプラン) ChatGPTの画面やCodexでgpt-5.5を選んでいる設定が対象
対象外 OpenAI API APIで「gpt-5.5」を指定する呼び出しは、この退役の案内の対象外
Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu 利用できる場合はGPT-6 Sol(gpt-6-sol)を選ぶ この記事の主題のモデルが置き換え先に挙がっている
FreeとGo デスクトップアプリで、利用できる場合はGPT-6 Luna(gpt-6-luna)を選ぶ この退役の案内では、FreeとGoの置き換え先はGPT-6 Luna
複雑なコーディング・エージェント作業 アカウントとクライアントで利用できるならGPT-6.1 Sol GPT-6 Solは、GPT-6.1 Solが選べない場合の受け皿として考えやすい

APIの側は別の扱いです。APIのモデル一覧には2026年10月14日の取得時点でGPT-5.5が載っており、モデルページにも価格が表示されています(OpenAI「GPT-5.5」)。同日に開いたOpenAIのAPI Deprecationsのページには、gpt-5.5の項目は見つかりませんでした。APIで使い続ける場合も、公式の最新表示を定期的に見てください。確認の習慣づけはChatGPTの最新情報を確かめる手順をまとめた記事が役立ちます。

GPT-5.5からの置き換え点検表|公式が挙げる6つの場所

GPT-5.5の置き換え点検とは、公式が挙げる6つの場所で、gpt-5.5を指定している設定を探し、利用できる置き換え先に書き換える作業です。

公式は、gpt-5.5を置き換える場所として「ワークスペースの既定、保存されたモデル設定、管理された構成、カスタムエージェント、スケジュールタスク、モデルを選ぶスクリプト」の6つを挙げています(OpenAI「Models」、2026年10月14日取得)。管理者向けのページは、既定を変えてもアクセスは付かないため、置き換え先の利用可否は各クライアントで確認するよう案内しています(OpenAI「Workspace model availability」)。次の表は、この6つを実際の点検に使いやすい形にした編集部の整理で、取得日は2026年10月14日です。右端の列だけが編集部の提案です。

No. 点検する場所(公式の項目) 探すもの 置き換え先(公式の案内) 確認のしかた(編集部の提案)
1 ワークスペースの既定 ChatGPT・Work・Codexの開始時モデルがgpt-5.5になっていないか Work・Codexは、管理者が有効にしたあとでgpt-6-sol 管理者が、Work・Codex向けとChat向けの既定を別々に見直す
2 保存されたモデル設定 自分のモデルピッカーや保存した設定 Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduは、利用できる場合gpt-6-sol。FreeとGoはデスクトップアプリのgpt-6-luna 設定を開き直して、表示されたモデル名を実際に確認する
3 管理された構成 管理者が配布する設定ファイルの中のモデル指定 利用できるモデルのID(gpt-6-solなど) 配布済みの構成の中から、文字列「gpt-5.5」を検索する
4 カスタムエージェント エージェントごとに固定したモデル 利用できるモデルへ書き換える エージェント一覧を開いて、固定モデルの欄を1件ずつ見る
5 スケジュールタスク 定期実行や自動実行に紐づくモデル 利用できるモデルへ書き換える 定期実行の一覧から、次の実行より前に設定を確認する
6 モデルを選ぶスクリプト codex exec -m gpt-5.5 のような指定、自作の呼び出し 利用できるモデルのID リポジトリとシェルの履歴を「gpt-5.5」で検索し、-mや–modelの値を置き換える

表の右端は公式の記載ではありません。公式が書いているのは、置き換え先の候補と、置き換えが必要な場所の種類までです。表のNo.6で挙げた例のように、スクリプトの指定はcodex exec -m gpt-6-sol "..."の形に書き換えられます。書式の元になっているのは、同ページのCLIの説明(codex exec -mでモデルを指定できること)です。

APIでgpt-5.5を呼んでいるアプリケーションは、この表の対象ではありません。ただし、APIのコードをCodexから動かす場合や、APIキーでCodexにサインインしている場合の扱いは、公式のワークスペース向けページでは「アクセスはキーに紐づくAPIの組織とプロジェクトに従う」と整理されています(OpenAI「Workspace model availability」)。自分の認証方式がどちらかを先に確かめてください。

仮の例で見る費用の計算

費用の計算とは、公式の単価に自分のトークン量を掛けて月の概算を出す作業で、入力と出力を分け、キャッシュと272K超の条件を別に数えるのが基本です。

次の3つは、いずれも仮の例です。実在の利用実績ではなく、OpenAI「Pricing」の単価(2026年10月14日取得、米ドル、100万トークンあたり)を当てはめた計算です。キャッシュ書き込み、ツールの呼び出し料金、地域処理の上乗せ、税は含めていません。

例1: 月間の標準的なAPI利用(Standard)。仮に、1か月の入力が1億トークン(すべて通常の入力)、出力が1,000万トークンで、各リクエストの入力は272K以下とします。GPT-5.5では入力$5×100=$500、出力$30×10=$300で合計$800です。GPT-6 Solでは入力$2×100=$200、出力$10×10=$100で合計$300です。GPT-6.1 Solも単価が同じなので$300になります。この条件では、GPT-6 Solのほうが月に$500低い計算です。同じ量をBatchで流す場合は、GPT-5.5が入力$2.5×100+出力$15×10=$400、GPT-6 Solが入力$1×100+出力$5×10=$150です。

例2: キャッシュ入力の差。仮に、月に6,000万トークンをキャッシュ入力として読む場合、キャッシュ読み取り分だけでGPT-6 Solは$0.2×60=$12、GPT-6.1 Solは$0.1×60=$6です。差は月に$6で、この規模ではモデル選択を左右するほどの金額ではありません。単価差はキャッシュ読み取りの量に比例するので、自分の量に置き換えて確かめてください。

例3: 272Kの境目。仮に、1回のリクエストの出力を5,000トークンとします。入力が272,000トークンなら、GPT-6 Solでは入力$2×0.272=$0.544、出力$10×0.005=$0.05で、合計約$0.594です。入力が300,000トークンなら、272Kを超えるため全体が長いコンテキストの単価になり、入力$4×0.3=$1.2、出力$15×0.005=$0.075で、合計$1.275です。入力が10%ほど増えただけで、1回あたりの費用は2倍を超えます。長い資料を渡すときは、分割して272K以下に収める設計が費用に直結します。

ChatGPTのクレジット制のプランでは、公式の料金ページがStandardの速度で、100万トークンあたりのクレジットを示しています(OpenAI「Pricing」(ChatGPT)、2026年10月14日取得)。次の表は、仮に入力100万トークン・出力10万トークンのタスクを流したときのクレジット数です。公式はAPIの単価をプランに含まれる利用量の見積もりには使わないよう案内しているため、API料金とは別の計算です。

モデル 入力(100万トークンあたり) 出力(100万トークンあたり) 仮の例の合計(入力1M+出力0.1M)
GPT-5.5 125クレジット 750クレジット 125+75=200クレジット
GPT-6 Sol 50クレジット 250クレジット 50+25=75クレジット
GPT-6.1 Sol 50クレジット 250クレジット 50+25=75クレジット
GPT-6 Luna 2.5クレジット 12.5クレジット 2.5+1.25=3.75クレジット

APIでの呼び出し方・対応ツール・非対応機能

GPT-6 SolのAPIは、Responses APIを基本に、Chat CompletionsとBatchにも対応し、Realtime・Fine-tuning・Embeddingsには対応していません。

公式のモデルページによると、ツールの利用や関数呼び出しにはResponses APIを使います。Chat Completionsでの関数呼び出しは、reasoning_effortをnoneにしたときだけ対応しています。対応する機能はストリーミング、構造化出力、関数呼び出し、ファイル検索、画像入力、Web検索、プロンプトキャッシュです。Responses APIで使えるツールとして、web_search、file_search、image_generation、code_interpreter、hosted_shell、apply_patch、skills、computer_use、mcp、tool_searchが挙げられています(OpenAI「GPT-6 Sol」、2026年10月14日取得)。

エンドポイント 公式の記載 選ぶ判断
Responses 対応 ツールと推論を組み合わせるなら基本の入口。違いはResponses APIとChat Completionsの違いをまとめた記事で確認できる
Chat Completions 対応(関数呼び出しはnoneのときだけ) 既存コードを活かすときに向く。推論つきでツールを使うなら移行を考える
Batch 対応 即時の応答が不要な大量処理
Realtime/Live 非対応 音声のリアルタイム用途には別のモデルが必要
Fine-tuning 非対応 追加学習ではなくプロンプトと評価で調整する
Embeddings 非対応 埋め込みは別の専用モデルが要る。使い方はOpenAI Embeddings APIの使い方をまとめた記事にある

同ページのレート制限は、Standardの区分で、Buildが5,000 RPM・1,000,000 TPM、Launchが10,000 RPM・4,000,000 TPM、Growが15,000 RPM・40,000,000 TPMです。利用ティアは支出や実績に応じて自動で上がるとページに書かれています。

よくある質問(FAQ)

Q1. GPT-6 SolはChatGPTの通常のチャットで使えますか。
公式のモデルページでは、GPT-6 SolはChatGPTのWorkとCodexで使え、Chatでは使えないと書かれています。通常のチャット画面に出ないのは仕様どおりの状態です(OpenAI「Models」、2026年10月14日取得)。
Q2. GPT-5.5はAPIでも使えなくなりますか。
公式は、2026年10月14日の退役はOpenAI APIには適用されないと案内しています(OpenAI「Models」)。APIで使えるかどうかは、APIのモデル一覧とモデルページで確認します。
Q3. 退役のあと、gpt-5.5を指定していた設定は自動で別のモデルに移りますか。
この記事で確認した公式ページには、退役後に既存の設定がどのモデルへ自動で移るかは書かれていません。そのため、退役の前に自分で置き換え先を指定する手順を勧めています。点検の場所は「GPT-5.5からの置き換え点検表」の節にまとめました。
Q4. FreeやGoのプランでもGPT-6 Solを選べますか。
退役の案内では、FreeとGoの置き換え先としてデスクトップアプリのGPT-6 Lunaが挙がっていて、GPT-6 Solは挙がっていません(OpenAI「Models」)。自分のアカウントで選べるかは、モデル選択画面の表示で確かめてください。
Q5. GPT-6 SolとGPT-6.1 Solはどちらを選べばよいですか。
公式は、複雑なコーディングやエージェント型の作業にはGPT-6.1 Solを推奨し、GPT-6 Solのモデルページも新しいSolとしてGPT-6.1 Solを案内しています。一方で、reasoning.effortをnoneにしたい場合はGPT-6 Solが対応しています。判断の目安は「GPT-6 SolとGPT-6.1 Solの違いと使い分け」の節の表にあります。
Q6. APIの料金は、ChatGPTのプランの利用量の見積もりに使えますか。
公式のChatGPT料金ページは、API料金は購読の利用量とは別で、含まれる作業量の見積もりには使わないよう案内しています(OpenAI「Pricing」(ChatGPT))。ChatGPT側の利用量は、プランの利用状況の画面で確認します。

まとめ

GPT-6 Solは、複雑なコーディングとエージェント型ワークフロー向けのモデルで、APIではStandardの入力が$2、出力が$10(272K以下、100万トークンあたり)です。ChatGPTではWorkとCodexで使え、Chatでは使えません。公式は、2026年10月14日にGPT-5.5がChatGPT・Work・Codexから退役する予定だと案内し、Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduのプランでは、利用できる場合にGPT-6 Solを選ぶよう示しています。APIにはこの退役は適用されません。

進め方は3つに整理できます。1つ目は、点検表の6つの場所で「gpt-5.5」を探して置き換えること。2つ目は、ChatGPT・Codexで複雑な開発をするなら、選べるアカウントではGPT-6.1 Solも候補に入れること。3つ目は、noneを使う運用や、既存の評価がGPT-6 Solで取れている運用は、そのままGPT-6 Solを使い、費用は例の計算で月額を見積もることです。モデルの確認方法そのものは、ChatGPTの最新情報の確かめ方をまとめた記事で続けて学べます。終了時刻や表示の有無は、公式ページの最新表示で確かめてください。

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この記事を書いた人

株式会社S.Line 代表取締役。偏差値39から起業し、AIとSNSの活用で「普通の人」が成果を出す方法を発信。

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