Codexで使うモデルを変えるには、使っている場所ごとに操作が違います。デスクトップアプリとIDE拡張は入力欄の下のモデル切替、CLIは対話中の/modelか起動時の--model(-m)、保存して使い続けるならconfig.tomlのmodelです。2026年10月16日に公式のモデルページで確認しました(Codex公式「Models」)。
切り替えを急ぐ理由は、GPT-5.5がChatGPTサインインのCodexから2026年10月14日(米国太平洋夏時間の正午、協定世界時19:00)に退役したためです。公式は、Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduならgpt-6.1-sol、FreeとGoならデスクトップアプリでgpt-6-lunaを選ぶよう案内しています。この記事では、操作の手順、プラン別の選択肢、設定やスクリプトに残ったgpt-5.5を探して置き換える点検表の順に整理します。
Codexでモデルを変える場所と操作の早見表
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Codexのモデル変更は、デスクトップアプリ・IDE拡張・CLIの画面操作と、config.tomlの保存設定の4つの経路があり、CLIとconfig.tomlだけがコマンドや設定値でモデルIDを直接指定できます(確認日2026年10月16日、出典は公式のModelsページ)。
| 使う場所 | モデルの変え方 | 公式の記述 |
|---|---|---|
| デスクトップアプリ(WorkまたはCodex) | 入力欄の下にあるモデルと推論の操作で、選べるモデルと推論の強さを選ぶ | Choose a model |
| IDE拡張 | 入力欄の下のモデル切替で、選べるモデルと推論の強さを選ぶ | Choose a model |
| CLIの対話セッション | /modelでモデルや推論の強さを切り替える |
Choose a model |
| CLIの起動時・非対話実行 | --modelまたは-mで指定する |
Choose a model |
| 設定ファイル(config.toml) | model = "gpt-6.1-sol"のように記述する |
Configure your default local model |
Codexの提供形態そのものの違いはOpenAI Codexの提供形態の違いで整理しています。
GPT-5.5の退役で何が変わったか
GPT-5.5の退役とは、2026年10月14日の米国太平洋夏時間の正午(協定世界時19:00)に、ChatGPTでサインインして使うCodexからGPT-5.5が外れたことで、OpenAI APIとAPIキー認証のCodexは対象外と公式は書いています(公式のModelsページ)。
公式の記載は、時刻を太平洋夏時間と協定世界時で書いています。日本時間に直すと、協定世界時に9時間を足して、2026年10月15日の午前4時です(編集部の計算で、公式が日本時間を示しているわけではありません)。日本で10月15日の朝にCodexを開いたとき、すでにGPT-5.5が選べなかったのはこのためです。
影響を受けるのは、ChatGPTのアカウントでサインインしているCodexです。公式は、OpenAI APIと、APIキーで認証したCodexのセッションは影響を受けないと書いています。サインイン方式の見分け方は、後半の「APIキーで使っている場合」で扱います。GPT-5.5の退役を含むモデルの入れ替わりをどう追うかは、ChatGPTの最新情報の確かめ方にまとめています。
プラン別に選ぶモデルは何か
GPT-5.5の置き換え先は、Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduがgpt-6.1-sol、FreeとGoがデスクトップアプリのgpt-6-lunaと公式が案内しており、どちらも「利用できるようになったら選ぶ」という条件つきです(公式のModelsページ)。
| プラン | 公式が案内する置き換え先 | 注意点 |
|---|---|---|
| Plus・Pro・Business | GPT-6.1 Sol(gpt-6.1-sol) | 利用できるようになったら選ぶ |
| Enterprise・Edu | GPT-6.1 Sol(gpt-6.1-sol) | 管理者が有効にするまでGPT-6.1 Solはオフ |
| Free・Go | GPT-6 Luna(gpt-6-luna)、デスクトップアプリで | GPT-6.1 Solはローンチ時点の対象外 |
出典はいずれも公式のModelsページです。GPT-6.1 Solのローンチ時の展開先は、デスクトップアプリとCLIのCodex、WebとモバイルのChatGPT Workと書かれています。Enterprise・Eduについては、プラン側でGPT-6.1 Solを既定でオフにし、管理者が有効にして初めて使えるとあります。FreeとGoはローンチ時点で対象外と明記されています。
FreeとGoの置き換え先として公式が挙げているのは、デスクトップアプリのGPT-6 Lunaです。このページの置き換え案内の範囲では、FreeとGoのCLIやIDE拡張でどうするかは書かれていないため、そこは自分の画面に選択肢が出るかで確かめてください。プランごとの使える範囲を広く見たいときはCodexは無料で使えるか、GoとPlusの違いはChatGPT GoとPlusの違いが参考になります。
デスクトップアプリとIDE拡張でモデルを切り替える手順
デスクトップアプリとIDE拡張では、入力欄の下にあるモデル切替から、自分のアカウントで選べるモデルと推論の強さを選びます(公式のModelsページ)。
手順は次のとおりです。画面の文言は版やプランで変わる可能性があるため、公式が書いている位置と役割だけを示します。
- Codexの入力欄(コンポーザー)の下にあるモデルと推論の操作を開く。
- 一覧にgpt-6.1-sol(GPT-6.1 Sol)かgpt-6-luna(GPT-6 Luna)があるかを見る。
- 使うモデルを選び、必要なら推論の強さを調整する。
公式は、デスクトップアプリで試すときの目安として、アカウントで使える既定のパワー設定から始め、深い推論が要る作業は「Smarter」側、速さと低コストを重視する作業は「Faster」側へ寄せると説明しています。「Advanced」を開くとモデル・推論の強さ・速度を個別に選べます。ただし選べる項目と既定値は、プラン・クライアント・ワークスペース設定・展開状況によって変わるとも書かれています。
一覧にgpt-6.1-solが出ない場合は、後半の「選べないときに見る場所」を確認してください。Ultraがスライダーに出ないときの設定も同じ節にあります。
CLIで/modelと--modelを使い分ける
CLIでは、対話セッション中は/model、起動時や非対話実行では--modelか別名の-mでモデルを指定し、どちらも同じモデルIDを使います(公式のModelsページ)。
公式が示しているコマンド例は次の2つです。
codex --model gpt-6.1-sol
codex exec -m gpt-6.1-sol "Review the current changes"
1つ目は対話セッションをそのモデルで起動する例、2つ目は非対話実行(codex exec)でモデルを指定する例です。公式は、同じオプションが非対話実行でも使えると書いています。codex execの引数やCIでの注意はcodex execの使い方で扱っています。
対話セッションの途中で変えたいときは/modelを使います。公式は、/modelでモデルを選んだあとに「More reasoning…」を選ぶと、そのモデルが対応するMaxやUltraの選択肢が見られると書いています。スラッシュコマンド全体の使い分けはCodex CLIのスラッシュコマンド一覧を参照してください。
| やりたいこと | 使うもの | 効く範囲 |
|---|---|---|
| いま開いている対話で別のモデルに変える | /model |
そのセッション |
| 今回の起動だけモデルを指定する | codex --model gpt-6.1-sol |
その起動 |
| スクリプトやCIの1回の実行で指定する | codex exec -m gpt-6.1-sol "…" |
その実行 |
| 次回以降も同じモデルにしておく | config.tomlのmodel |
保存した設定 |
「効く範囲」の列は、各コマンドの使われ方に基づく編集部の整理です。公式のModelsページに書かれているのは、コマンドの形と、config.tomlに書けばよいという点までです。
config.tomlでモデルを既定に固定する
config.tomlのmodelは、デスクトップアプリ・CLI・IDE拡張が共有する設定ファイルに既定のモデルを書く方法で、書かなければ各クライアントが推奨モデルを使うと公式は説明しています(公式のModelsページ)。
記述は1行です。
model = "gpt-6.1-sol"
公式は、ChatGPTデスクトップアプリ、Codex CLI、IDE拡張が同じconfig.tomlを使うと書いています。つまり、ここに古いモデルIDが残っていると、どのクライアントからでも同じ原因でつまずく可能性があります。設定ファイルの場所や優先順位、プロファイルの書き方はCodex CLIのconfig.toml完全ガイドに任せ、この記事ではmodelの1行に絞ります。設定ファイルの基本は公式のBasic configにもあります。
注意したいのは、設定ファイルを書き換えても、そのモデルが使える状態になるわけではない点です。公式の管理者向けガイドは、既定を変えてもモデルへのアクセスは付与されないので、置き換え先が各クライアントで影響を受けるユーザーに提供されているか確認するよう書いています(公式のWorkspace model availability)。
退役後に残ったgpt-5.5を置き換える点検表
置き換え点検表とは、ワークスペース既定・保存済みのモデル設定・管理構成・カスタムエージェント・スケジュールタスク・モデルを指定するスクリプトの6か所からgpt-5.5を探して、利用できるモデルに書き換える手順で、この6か所は公式の移行案内の列挙をそのまま使っています(公式のModelsページ)。
| 場所 | 見るもの | 置き換えの考え方 |
|---|---|---|
| ワークスペース既定 | 既定のモデルがgpt-5.5のままか | プランに合う置き換え先を選ぶ(Enterprise・Eduは管理者の有効化が前提) |
| 保存済みのモデル設定 | 個人のconfig.tomlや保存した選択 | modelの値を利用できるモデルに変える |
| 管理構成 | 管理者が配っている設定 | 管理者向けの案内に沿って更新する |
| カスタムエージェント | エージェントごとのモデル指定 | 指定を利用できるモデルに変える |
| スケジュールタスク | 定期実行のモデル指定 | 指定を利用できるモデルに変える |
| モデルを指定するスクリプト | --modelや-mの引数 |
引数の値を変える |
表の左列の6か所は、公式の移行案内(Models)と管理者向けガイド(Workspace model availability)の列挙に対応しています。右列の「置き換えの考え方」は編集部の整理です。
探し方の一例として、自分のリポジトリやホームディレクトリのファイルをgpt-5.5の文字列で検索する方法があります。検索対象は、スクリプト、CIの設定、config.toml、エージェント定義です。ヒットした場所のうち、ChatGPTサインインのCodexに向けたものは置き換えが必要で、APIキー認証のCodexやAPIを呼ぶコードは公式が影響なしと書いているため、サインイン方式を確かめてから触るかを決めます。
同じ見直しは、過去の退役でも案内されています。公式は、gpt-5.4とgpt-5.4-miniが2026年8月31日にChatGPTサインインのCodexから退役し、gpt-6-solとgpt-6-lunaへ置き換えるよう書いています。gpt-5.2とgpt-5.3-codexはChatGPTサインインのCodexですでに非推奨で、これらを参照するcodex exec --modelのコマンドや設定ファイルも更新対象です。gpt-5.3-codex-sparkは2026年9月14日に退役済みです(いずれも公式のModelsページ)。古いモデルIDを見つけたら、gpt-5.5だけでなくこれらも同時に直しておくと、次の退役のたびに探し直す手間が減ります。
GPT-5.5からの置き換え手順はGPT-6 Solとは、GPT-6.1 Sol自体の特徴はGPT-6.1 Solとはで扱っています。
モデルが一覧に出ないときに見る場所
モデルが一覧に出ない主な原因は、プランやクライアントが対象外、Enterprise・Eduで管理者が有効にしていない、展開の途中という3つで、公式は利用可否が展開状況・サインイン方式・クライアントに依存すると書いています(公式のModelsページ)。
| 状況 | 確認すること | 公式の記述 |
|---|---|---|
| FreeまたはGoでgpt-6.1-solが出ない | GPT-6.1 Solはローンチ時点の対象外。置き換え先はデスクトップアプリのGPT-6 Luna | Models |
| EnterpriseまたはEduで出ない | 管理者がGPT-6.1 Solを有効にしたか | Workspace model availability |
| Ultraがデスクトップアプリのスライダーに出ない | 設定の「Configuration」にある「Ultra in model picker slider」をオンにする。対応しないモデルでは出ない | Models |
| Maxがデスクトップアプリに出ない | アプリの設定を確認する | Models |
公式は、新しいモデルを選んでもワークスペースの権限は変わらず、そのモデルへのアクセスも付与されないとも書いています。選べないときは、プランの対象か、管理者の設定か、利用中のクライアントが対象かを順に切り分けます。料金プランごとの利用枠は公式のPricingが案内先です。
推論の強さの選び方と、モデルによる違い
推論の強さは、高いほど複雑な作業の結果が良くなる可能性がある一方で時間とトークンが増える設定で、公式は既定の強さから始めて必要なら上げるよう案内しています(公式のModelsページ)。
公式の整理を編集部が表にまとめます。モデルの切り替えと同時に強さも見直すと、置き換え前と使用感が揃えやすくなります。ただし公式は、推論の強さはモデルの世代間で完全には対応しないので、慣れた作業を低めの設定で試して調整するよう書いています。
| モデル | 公式が書く始め方 | Max・Ultra |
|---|---|---|
| GPT-6.1 Sol | クライアントの既定の強さから始めて、作業に応じて調整する | MaxとUltraは設定に依存する |
| GPT-6 Luna | Highから始める | Maxまで対応し、Ultraは非対応 |
出典は公式のModelsページです。使い分けの方向として、公式はGPT-6.1 Solを、コードやアプリ、文書にわたる繰り返しの長い作業向け、Lunaを、抽出・分類・変換・構造化した要約のように良い結果の形が分かっている繰り返し作業向けと説明しています。Lunaの詳細はGPT-6 Lunaとはに書いています。
APIキーで使っている場合は何が違うか
APIキー認証のCodexでは、使えるモデルがAPIの組織とプロジェクトの設定に従い、GPT-5.5の退役の影響を受けないと公式は書いています(公式のModelsページ)。
公式は、GPT-5.5はOpenAI APIと、APIキーで認証したCodexのセッションで引き続き使えると書いています。そのため、ChatGPTのアカウントでサインインして使う環境と、APIキーを設定して使う環境が混在している場合は、環境ごとに置き換えの要否が変わります。どちらの環境かは、自分の認証の設定を見て判断してください。
カスタムプロバイダーやゲートウェイを使う場合、公式は互換性のあるResponses APIのエンドポイントを使うよう書いています。現行のCodexは、wire_api = "chat"やChat Completions専用のエンドポイントに対応していないとも書かれています。ここはモデル切り替えと別の論点なので、必要な場合は公式のCustom model providersを参照してください。
よくある質問(FAQ)
- Q1. Codexのモデルを変更するには、まず何をすればよいですか。
- 使っている場所で操作が変わります。デスクトップアプリとIDE拡張は入力欄の下のモデル切替、CLIは
/modelか--model、保存したいならconfig.tomlのmodelです(公式のModelsページ)。 - Q2. GPT-5.5はいつからCodexで使えなくなりましたか。
- 公式は、2026年10月14日の米国太平洋夏時間の正午(協定世界時19:00)に、ChatGPTサインインのCodexから退役すると書いています。APIキー認証のセッションは対象外です(公式のModelsページ)。
- Q3. 後継モデルのIDは何ですか。
- Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduはgpt-6.1-sol、FreeとGoはデスクトップアプリでgpt-6-lunaが公式の案内です。いずれも利用できるようになったら選ぶ扱いです(公式のModelsページ)。
- Q4. FreeやGoでgpt-6.1-solは選べますか。
- 公式は、GPT-6.1 SolのローンチにFreeとGoは含まれないと書いています。置き換え先として案内されているのはデスクトップアプリのGPT-6 Lunaです(公式のModelsページ)。
- Q5. config.tomlを書き換えれば、使えないモデルも使えるようになりますか。
- なりません。公式の管理者向けガイドは、既定を変えてもモデルへのアクセスは付与されないと書いています。プランと管理者の設定でそのモデルが提供されている必要があります(公式のWorkspace model availability)。
- Q6. スクリプトに書いたgpt-5.5はどうすればよいですか。
- ChatGPTサインインのCodexで使うスクリプトなら、
--modelや-mの値を利用できるモデルに変えます。APIキー認証のセッションは影響を受けないと公式は書いているので、認証方式を確認してから判断します(公式のModelsページ)。
まとめ
Codexのモデル変更は、アプリとIDE拡張は入力欄の下の切替、CLIは/modelと--model、保存はconfig.tomlのmodelです。ChatGPTサインインのCodexではGPT-5.5が2026年10月14日に退役したので、ワークスペース既定、保存済みの設定、管理構成、カスタムエージェント、スケジュールタスク、スクリプトの6か所からgpt-5.5を探し、プランに合うgpt-6.1-solかgpt-6-lunaへ置き換えます。
この記事の内容は、2026年10月16日時点の公式のModelsページとWorkspace model availabilityに基づきます。展開状況や画面は変わるため、操作の前に公式のModelsページで最新の記述を確かめてください。より広い設定の話はCodex CLIのconfig.toml完全ガイド、非対話実行はcodex execの使い方に続きます。
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